黒川温泉のすぐ隣、華やかなシャクナゲの花の先にある「雲頂山 大明禅寺（うんちょうざん だいみょうぜんじ）」で行われた 坐禅会を取材してきました。

 

大明寺（だいみょうじ）は臨済宗妙心寺派の寺院で美濃の月庵和尚が１３６７年に開いたと言われるお寺です。

令和２年に茅葺屋根が修繕された「開山堂」は建立より６００年経っているそう。本尊（釈迦如来）・開山（月庵宗光禅師）開基（山名時熙 公）が安置されています。

 

月庵和尚が黒川に入り、日夜この石の上にて坐禅をしたという「坐禅石」。

 

 

この歴史あるお寺で、宗派を問わずだれでも参加できる坐禅会が開かれました。
朝来市内外から９名の方が参加。
中には生野に滞在中のフランスからの学生さんも。（黒川でオオサンショウウオの研究をされているそうです。）

 

「黒川のこと、お寺のことをより知ってもらうため、どなたでも参加できる坐禅会を開催しました。」と住職から説明があり、坐禅の方法も教えていただきます。

「坐禅とは、姿勢を正して座り、精神を統一させることで自分と向き合うという修行です。警策“けいさく”（文殊菩薩の代わりに背中を叩くこと）は、坐禅者への激励のためなので叱っているわけではありません。」

 

胡座（あぐら）の組み方や、手の形、視線は半眼で2mほど先を見る、など丁寧に教えていただきます。

 

痛みの少ない「警策」の受け方も教えてくださいます。

 

ちょっとドキドキしながらみんなで練習。

 

では坐禅体験です。

１５分間、瞑想しながら心を整えます。

 

静かで凛とした空気が流れます。

 

坐禅中に住職に合掌すると「警策」を受けることができます。

 

 

みなさん、自ら合掌し「警策」を受けられていました。

 

 

１５分たつと少し休憩、足をくずして痛みを取ります。

そしてまた坐禅を１５分。
近くを流れる川の水音や、お堂に迷い込んだ虫の羽音など、普段なら気が付かない音もよく聞こえます。

この瞑想を３回行い、合計４５分の坐禅となりました。

 

坐禅の後は参加者の皆さんにお茶とお菓子が振る舞われました。

参加者からは「警策が気持ちよかったし、３回目は１５分が短く感じた」「普段の生活ではなかなか取れない『何もしない４５分』は贅沢な時間でとても良かった」「住職にお願いしますの合唱をする時が一番緊張した（笑）」などの声が上がっていました。18歳の女の子からは「痛かった（笑）」など正直な感想も。

 

フランスからの学生さんは「最初は戸惑ったけど、心が澄んだ。とても楽しい休日になった」と坐禅体験を楽しまれた様子でした。

 

大明寺では今後も坐禅会を予定しており、次回は５月２８日（日）に開催予定です。
坐禅のほかに、写経もできるそうですよ！

 

大明寺の隣にはお肌がスベスベになる「黒川温泉」、そしておいしい食事が食べられる「カフェそらしーど」、田舎体験ができる１棟貸しの農家民宿まるつね、川遊びができるキャンプ場もあります！

黒川で坐禅・温泉・グルメやレジャーを満喫してみてはいかがですか？

 

 

雲頂山　大明禅寺

［住所］ 〒679-3341兵庫県朝来市生野町黒川４６３

［TEL］079-679-2640

［座禅情報］フェイスブックにて情報発信
https://www.facebook.com/profile.php?id=100077391348488

 

黒川温泉美人の湯

［住所］ 〒679-3341兵庫県朝来市生野町黒川

［TEL］079-679-2067

［料金］
大人700円（中学生以上）
子供350円（小学生）幼児100円（0歳～）
（ご注意：クレジットカード、スマホ電子決済は取り扱っておりません）

［HP］http://hyogo-kurokawaonsen.com/

 

カフェそらしーど

 

一棟貸しの農家民宿まるつね

［住所］〒679-3341　兵庫県朝来市生野町黒川322

［HP］https://www.marutsune.biz/index.html

 

魚ヶ滝

［住所］兵庫県朝来市生野魚ケ滝

魚ヶ滝

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