「酒と肴 つぐみ」で絶品料理を堪能!
あさぶら事務局理事長から耳寄りな情報が届きました!
「朝来に、ちょっとお酒がすすんじゃうお店ができたよ!」
お酒が大好きな、あさぶら事務局理事長からの情報です!これはぜひ行ってみなくては、と取材に伺いました。
「酒と肴 つぐみ」は朝来中学校の校庭から、道を挟んですぐの場所にあります。
店内には、カウンターとテーブル席がありシックな雰囲気。
高級感のあるおしゃれな空間です。
そしてシックなお店の厨房には、カジュアルな服装の店主 藤原 紳之丞(ふじわら しんのすけ)さん。笑顔の素敵なおしゃれな店主さんです!
初対面でしたが、真っ先に「かわいいメガネですね!」と声をかけてしまいました。
2023年4月12日にオープンした「つぐみ」は、以前ご両親が経営されていた建設会社の事務所をリノベーションしたお店です。
元々、神戸三宮で13年間、肴と日本酒がメインの居酒屋を経営していた藤原さん。
13年を経て「次の新しいステージ」に向かい新店舗を探していたところ、新型コロナウイルスが流行。
三宮のお店を一旦お休みし、朝来で一人暮らしの母親を手伝おうと帰省した際に「年齢を重ねた母親を心配する気持ち」と、「新天地を探している自分の気持ち」が合致し、故郷の朝来でお店を開くことを決意されたそうです。
「僕にしてみたらコロナのせいではなく、コロナのおかげです。」と藤原さん。
料理を作るところも見てもらい楽しんで欲しい、とカウンターメインのお店にしました。
今回は、事前に予約をした5,000円のコースをいただきます。
まずはこちら!《前菜の盛り合わせ》
見るからにお酒が進みそう、テンションが上がります(笑)。
小さな器に8種類のお料理が入っています。「今日はたまたまネタが豊富だったので、いつもより盛っています。」とのこと。ラッキーです!
そしてこの器、すべてお猪口(おちょこ)なんですよ〜。
《冬瓜とオクラとトマトのジュレ》と《自家製えびパン》
お出汁の味がしっかり効いたジュレは、旨みがありながらサッパリとしています。パンはトーストしてあり香ばしいエビの風味が口の中に広がります。
《天然鯛の自家製麹漬け》と《ほうれん草ときくらげと厚揚げの煮物》
鯛の麹漬け、これは本当にお酒が欲しくなります! 煮物はきくらげの食感が楽しい♡
さて、ここでお酒です。(すでにビールは2杯いただきました)
おすすめをお願いすると、かわいい猫ちゃんラベルのお酒が出てきました!
メニューを見ると、「当店限定ネコラベル 純米吟醸 朝来産コシヒカリ」と書かれています。
「僕の親が育てたお米で作ったお酒です。」
来年からコメ作りを人に頼む、とご両親から聞いた藤原さん。
親の作った最後の米で自分できることはないかと考え、両親の好きなお酒を作ろうと思いついたのだそう。
飯米(食用米)なので最初は酒蔵さんから難色を示されたのですが、成分を分析してみると「いいお酒ができそう」との結果がでました。
ここでしか呑めない、つぐみオリジナルのお酒の完成です。
ちなみにラベルのネコちゃん、神戸で飼っていた愛猫「てんぷら」ちゃんがモデルだそうですよ!
ネコラベルのおいしいお酒をいただきながらお料理の続きです。
《子持ち昆布とバイ貝のワイン煮》と《イワシの海苔巻き》
これもお酒が欲しくなりますよね〜。見てください、子持ち昆布の厚み!イワシは海苔の香りと風味がよく、新生姜のガリとの相性も抜群でした。
《くらげポン酢》と《蒸し鶏の葱油ソース》
サッパリとして一口でするっと無くなります(笑)。 蒸し鶏は葱油のソースのいい香りが食欲をそそります。
そして次のお料理は《茶碗蒸し》。
梅の餡がかかっていて、中には滋賀県名物の赤蒟蒻が入っています。こんなにサッパリとした茶碗蒸しは初めて、おいしいです!
次は《白桃とチーズのカプレーゼ》。
香りの良い白桃と生ハム、チーズの相性は最高です!
これだけでももちろんおいしいのですが、この「フィンガーライム」を乗せるとさらにおいしい!
ぎゅっと押すと、小さな粒々の果肉が溢れプチプチした食感と爽やかな酸味が加わります。
カプレーゼに合う日本酒を選んでもらいました。
朝来市の酒蔵のお酒「竹泉」なのですが、こちらは地元では手に入らない「竹泉NOUVEAU(ヌーボー)」。
神戸にある酒屋さんとのコラボで作られている300本限定のお酒とのこと!
三宮のお店での人脈があるからこそ入手できるレアなお酒です。
次は《お造りの盛り合わせ》です。
《天然の本鮪》《縞鯵》《伝助穴子のあぶり》《天然のヒラメ》《明石だこ》《赤貝》《但馬鶏のヒップ》
どれもこれもおいしいです!!
私が特に気に入ったのは但馬鶏のヒップ(ぼんじり)。トロッとした脂から旨味がジュワ〜と広がります。ヒップをお刺身で食べたのは初めてです。
そして穴子!これも絶品でした!(※写真は2人前です)
そしてお刺身に合うお酒も選んでいただきました。
ビールも合わせたらこれで5杯目です。
「七田(しちだ)」は呑みやすく、お刺身にちょうど良いとのこと。2杯いただきました(笑)。
次は炭火の串焼きです。《八鹿豚のタン》にひょうたんの柴漬けが添えられています。
かみごたえがありながらも柔らかいタンは旨みの塊です!
《八鹿豚の肩ロース・タレ》と《黒毛和牛・タレ》。牛肉にはブルーチーズとマスカルポーネが添えられています。チーズの風味と合い、めっちゃおいしい!
次のお酒は燗がおすすめだそう。お猪口は好きなものを選べるシステム。
たくさん入る大きいやつを選びました!(笑)
めちゃくちゃかわいいお酒が出てきました!「諏訪泉」といううっすらと色がついた2年寝かせたお酒です。
このお酒の蔵元の諏訪酒造で「つぐみオリジナルの猫ラベル」も作られているそう。おいしいです!
こちらは自家製のじゃがいもと八鹿豚のスペアリブを使った《豚じゃが》。一口食べると、お出汁の香りが広がる肉じゃがです!
《ホッケ一夜干しの炭火焼き》はホッケの下に赤酢を使ったシャリがあり、ホッケと一緒にいただきます。
ここで、焼酎「三岳」のロックを頼みます。お店に入ってすぐに飾ってあった一升瓶に「三岳」を見つけていたのでリクエストしました。
店主の藤原さんは以前、焼酎を数多く揃える店で働いていたそうで、日本酒だけでなく、焼酎にも詳しいですよ!
次は《黒毛和牛のもも肉のローストビーフ》です。お肉の下にはゴルゴンゾーラと合わせたポテトがあり、大人な味の一品。ブルーチーズが大好きなので嬉しい!
そして、最後は「出雲の齋香(さけ)」といっしょに、自家製《ズッキーニの天ぷら》をいただきます。ズッキーニも大好きなんです!
私の好みをリサーチしていたかのようなコースで、最後まで「おいしい!うれしい!」が続きました(笑)。
こだわって作られた料理はどれもおいしく、まさにお酒を飲みたくなるものばかりでした。(ちなみに、たくさんの種類を飲みたかったのでお酒は全て半合にしてもらいました。)
今回はおすすめの日本酒を選んでもらいましたが、酎ハイや果実酒、ノンアルコールなどもありますよ。
5,000円のコース2人前と、お酒を7種類9杯、ソフトドリンク2杯で16,000円ほど。お腹もいっぱいになり、大満足です!
おいしい料理とお酒はもちろん、店主、藤原さんとのおしゃべりも楽しいお店です。入荷によって、ジビエ料理が食べられる場合もあるそう!
皆さま、(特にお酒の好きな方!)ぜひぜひ足をお運びください!
店舗情報
事前のご予約がオススメです!
店名:酒と肴 つぐみ
場所:兵庫県朝来市新井167-1
電話:080-2480-8688
定休日:不定休
時間:17:00〜
ラストオーダー時間は決まっていませんが、21時以降のご来店はあらかじめご連絡ください。
Instagram:tsugumi1028
メニュー
・アラカルト 逸品・肴・炭焼・揚物・シメ・甘など
・おまかせコース5品 3,000円
・おまかせコース10品 5,000円
・ドリンク 日本酒・焼酎・ワイン・酎ハイ・ノンアルコールなど
※食材の入荷状況によりメニューが変わる場合があります。
投稿者プロフィール
あさぶら事務局スタッフ
ポータルサイトあさぶらスタッフです!市内の情報をみなさまにお届けしてまいります。もし、良い話題がありましたらぜひお知らせください! 【お問い合わせ】info@asabura.jp