あさご芸術の森美術館にて珠州焼のチャリティ販売が行われています

石川県珠洲市の伝統工芸品 珠州焼のチャリティー販売

石川県珠洲市は元旦に発生した「令和6年度能登半島地震」によって大きな被害を受けました。

あさご芸術の森美術館友の会主催で、地震によって被害を受けた珠洲市で美術や工芸に携わる人々がいち早く復帰できるよう、珠洲市の伝統工芸品である「珠州焼」のチャリティー販売が行われています。

「珠州焼」は珠州焼作家で構成される「珠州焼創炎会」を通じて仕入れを行い、あさご芸術の森美術館にて販売。仕入れ点数は100点に及ぶそうです。売上は新たに珠州焼を購入する費用に充て、継続的な支援を予定。

「珠州焼」は平安時代から室町時代にかけて能登地方を中心に生産され、福井県から北海道まで広い範囲に流通した中世日本を代表する焼き物ですが、15世紀後半に廃絶し、「幻の陶器」とも呼ばれています。数百年の間途絶えていましたが、昭和に入って珠州焼窯が発掘され調査研究が進むとともに、復活させたいという情熱を持った作家たちが集まり、制作を開始したのが昭和51年のことだそうです。

今回の地震で陶芸窯が倒壊した窯元も多く、今回は難を逃れた作品たちが販売されています。

依然として厳しい現状が続く中、買うことでできる支援を試してみてはいかがでしょうか?

[販売期間]令和6年6月4日(火)〜7月7日(日)まで(水曜休館日)

[販売場所]あさご芸術の森美術館 1階 ショップ

※通常美術館ショップの利用には下記の観覧料が必要ですが、受付で「珠州焼を買いに来た」旨伝えていただければショップへは入場可能です。(上記期間のみ)

[観覧料]大人500円 大高生300円 中小学生200円