地域に役立つ「まごのて」でありたい
藤本 洋司(ふじもと ようじ)さん [便利屋 まごのて]
【プロフィール】
昭和 57年(1982)朝来市出身。自動車整備専門学校の 2年間を都市部で過こし、地元の自動車販売店に就職。 前職の西宮市立山東自然の家では、自然学校の活動対応や施設管理を担当、さまざまな経験を通じ、より自分の可能性を試したい、 それを喜ばれるサービスに結び付けたいと考えていた時、「便利屋」という職業を知り、独立起業を決心。知人を通じ、商工会な どの支援で昨年3月起業。それから1年余り、「想定より依頼があり、まだまだ潜在的需要は多いと感じています。屋号の『便利屋まごのて』は考えていた候補のなか唯一しつくりきたもので、『かゆいところに手が届く』のイメージも連想できると思います。」
【「便利屋」として】
空き家整理の依頼が多く「空き家を放置しておくのではなく、片づけて移住を希望する皆さんに活用していただく。そこから地域のイメージも向上するのでは。」と。また、高齢者ができない作業の代行など、多様な暮らしのサポートも手がけます。
【資格や技術で役立ちたい】
起業時に認定を受けた「遺品整理士」が、空き家整理等の不用品引取事業にも役立っています。「残置物は『単なるゴミ』ではなく、人生の軌跡。そんな思いに気を配って作業する。ご家族に変わるご依頼だから。」業種や立場で変わる視点を得るため、多くの資格に挑戦し技術を獲得。市主催の「ふるさと探検隊」や星空案内を行う「山東星をみる会」などのボラ ンティアや「商工会青年部」での活動も積極的に行い、「身につけた知識と技術で、これからも地域の皆さんのお役に立ちたい。」
朝来市広報誌2018年7月号に掲載