旅で伝えたい朝来の魅力

片山 剛伸(かたやま たけのぶ)さん(代表取締役・右) / 大林 大悟(おおばやし だいご)さん(スーパー添乗員・左)[縁結びトラベル(有限会社いけがわ旅行事業部)]

【プロフィール】

片山さんと大林さんは異業種だったが、かねてから親交があった。商工会青年部や地域ぐるみで『産学官民農金』などの関係者が連携して地域の稼ぐ力を創出する『ASAGO大學』の活動で交流する中、「旅行の個人化、本物志向の観点から、朝来市の地域資源を活用した着地型観光を展開したいという点で意気投合しました。」と片山さんが代表取締役を務めるギフトショップ『有限会社いけがわ』に旅行部門を立ち上げた。

 

【地域が観光の主役に!着地型観光とは】

「販売側が主体の観光を発地型というのに対し、着地型は人の力で地域資源や魅力を磨き、受け入れ側が主体となる体験観光です。」と大林さんは話す。現地集合・現地解散が基本で、竹田城跡で熱気球フライトや天空ヨガ、ノルディックウォーキングなどの体験プログラムを提供している。これらをコーディネートするためには、地元の魅力を知る人や発信できる人の存在が必須となる。

 

【地域で一番愛される旅行業を目指して】

今年度策定された第2次朝来市観光基本計画において、『交流人口拡大による経済循環活動の促進を通じた観光地経営の実践』が掲げられている中、片山さんは「『人と繋がる地域で稼ぐ』をスローガンに、着地型観光を推進していきたいです。」と前を見据える。「まだ発展途上の段階ですが、異業種や地域の方と関わり続ける中で、国内、海外からも注目されるよう、この事業を成長させていくことができれば嬉しいです。」

 

朝来市広報誌2019年7月号に掲載