継いでいきたいオーケストラの素晴らしさ

中島 義博さん (ファゴット奏者)

【プロフィール】

昭和63年(1988年)生まれ。高校1年生のとき、保育士になりたいと思ったが、ピアノを覚えないといけないことを知り、朝来市少年少女オーケストラに入団。音符も読めない鍵盤も分からないという状態から、ファゴットという管楽器を覚えることでピアノの両手弾きを学んだ。高校2年生のときに教師を目指してみてはというアドバイスを受け、音楽大学を受験することに。入試にはファゴットの方が有利だと、プロの音楽家より指導を受け猛特訓した。入学後も、音楽を始めるのが遅かったので、毎日、夜遅くまで練習し、あきらめないことが大切だと学んだ。現在は、母校の県立和田山高校や大学の非常勤講師を務めるほか、毎週火曜日には朝来市少年少女オーケストラの指導にもあたっている。

【嬉しかったこと】

今年の3月、ライツ室内管弦楽団特別演奏会として、オーケストラの卒業生メンバーと出演できたこと。今まで頑張って続けてきたことを家族や先生たちに聴いてもらうことができた。

【地域への思い】

朝来市に日本でも数少ない青少年のオーケストラがあることはとてもすごいこと。自分もオーケストラのおかげで今があり、次世代の子どもたちを育てることで恩返しをしていきたい。

 

「朝来市少年少女オーケストラ」について