【プロフィール】

KOUBA（*1）で開業した3人は、育児に励みながら、自らの夢を実現するママさん。

藤原さんは、美容専門学校時に学んだネイルを仕事にしたいと思い、市外の店舗などで経験を積み開業。山本さんは、経験のあったIT系の仕事と育児を両立できる企業が市内になく、別の仕事を探しているときに出会ったポーセラーツに魅せられ、資格を取得し開業。安保さんは、イギリス留学でジュエリーデザインを学び、帰国後は東京でジュエリー会社などに勤務。Uターンした後、独自ブランドを立ち上げ販売を継続し、晴れて店舗を持った。

*1ASAGOiNG Garden KOUBA…旧竹田保育所を活用した起業して間もない事業者を支援するインキュベーション施設

 

【一期一会の出会いを大切に】

藤原さんは、一日の予約を２組に限定し、お客さまとの会話を楽しみながらサービスを提供する。その反面、サービスに満足いただけるよう、日々技術の向上に取り組む。山本さんは、何でも手に入る時代だからこそ、一点ものには魅力があると話し、商品がお客さまの生活を彩るきっかけになっていることを喜ぶ。安保さんは、お客さまの想いを世界に一つだけのアクセサリーに変える。人の思い出を形に残せるだけでなく、時にはお客さまから勇気づけられることも。

 

【笑顔の絶えない交流の場に】

子育てを理由に、自分の思いを閉ざしているママさんが多い中、自らの夢の実現に向け歩みを進める３人は、「ママさんが子育てしながらも、一人の人間として、やりたいことにチャレンジできるまちになれば」と話す。笑顔の絶えないインタビューの最後に「縁あってつながった３人なので、いつか市内で一緒に働ける場所を見つけたい。またが、子育てママや地域の皆さんの交流の場になってほしい」と、自らの将来や新たなつながりに思いをせた。