地元を愛する人たちとアートで地域を盛り上げる

下田 優里(しもだ ゆり)さん [アーティスト ]

【プロフィール】

昭和61年(1986年)生まれ。生野の町を舞台にした「生野ルートダルジャン芸術祭2016」に市内在住者で唯一参加したアーティスト。独学で絵を学び、油絵の具の重厚なタッチを活かしながら明るいカラフルな絵を描く。特にカメムシをモチーフとした油絵は、カメムシの印象を変えてしまうような楽しさと面白さがある。11月30日まで、生野まちづくり工房「井筒屋」で個展を開催中。

【地域への思い】

個展などを通じて、但馬で活躍する作家や若い人たちとのつながりが増え、地域ともっと関わりたいと思うようになった。朝来市は田舎だけど素晴らしい人たちが住んでいて、面白いことがたくさんある。地元を愛して頑張っている人たちと「アート」で地域を盛り上げていきたい。

 

【作品について】

生野ルートダルジャン芸術祭に出展した作品は、廃校になった奥銀谷小学校の風景を、卒業生の話を聞き、その人たちの記憶をイメージしながらスケッチしたもの。見てくれる人がいるからこそ描く意味がある。そこに住んでいる人や場所を意識し、地域を巻き込んで表現することで、自分たちのまちに更に愛着がわくような作品を描いていきたい。