日本遺産のまちASAGOを旅する

 

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兵庫県朝来市は、古代、戦国、近代の各時代にわたる、数々の遺跡・文化史跡が点在するまち。市内をめぐれば近畿地方最大の円墳や、天空の城と呼ばれる城跡に出会えます。そして今、特に注目が集まるのは、平成29年に「日本遺産」に認定された「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道~資源大国日本の記憶をたどる73kmの轍~」。日本近代化の歩みを物語るこの遺産群は播但地域6市町を縦断するように分布しており、その中でも朝来市には、ハイライトを飾るに相応しい大規模な遺跡が多く残されています。深く長く掘られた坑道、そびえ立つ迫力の選鉱場跡─冒険したくなる旅が、朝来であなたを待っています。

日本遺産とは?

「日本遺産(Japan Heritage)」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を,地域が主体となって総合的に整備・活用し,国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより,地域の活性化を図ることを目的としています。

《申請書ストーリーより》

兵庫県中央部・播但地域を南北に貫く、一本の道があります。それは、姫路・飾磨港から生野鉱山へと至る“銀の馬車道”と、明延鉱山、中瀬鉱山へと続く“鉱石の道”。長く連なる2つの道を、鉱産物、採掘・製錬に必要な資材、生活物資を届ける馬車が、かつては盛んに行き交いました。わが国屈指の鉱山群をめざす全長73km のこの道は、明治の面影を残す宿場町を経て鉱山まちへ、さらに歩を進めると各鉱山の静謐とした坑道にたどり着きます。 近代化の始発点にして、道の終着点となる鉱山群へと向かう旅。鉱山まちが放ついぶし銀の景観と生活の今昔に触れるなかで、鉱物資源大国日本の記憶へといざなわれます。

 

生野鉱山周辺

 

生野鉱山とその周辺の鉱山町は、日本遺産「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」のメインスポットとも言えます。地下に広がる坑道に冒険心をかきたて、江戸、明治、大正、昭和と歴史を刻んできたまちで、ゆったりと時を過ごしてください。古い町並みの所々に見られる、旧家を改修したおしゃれスポットも必見です。

 

 

神子畑選鉱場跡周辺

 

 

日本最古の鋳鉄橋を渡った先には、明治から昭和まで稼動した、東洋一の選鉱場跡がそびえ立ちます。人気急上昇中の産業遺産は、まさに見上げるほどの威容。そうして生野に吹いた近代化・西洋化の風を感じた後は、アクティビティやアート、フォトジェニックスポットにも足を伸ばして。誰かに話したくなる、一味違う旅が味わえます。

 

 

竹田城跡周辺

 

絶景と戦国の歴史ロマンに浸れる竹田城跡。かつての城下町も趣たっぷりで、レトロなカフェやショップなどが続々オープンしています。風情ある道をゆっくりと歩けば、“また来たくなる場所”に出会えるはず。

 

市内観光スポット

 

朝来市北部には穴場がいっぱい。緑鮮やかな古墳の頂で古代に思いを馳せたあとは、酒蔵が佇むまちなみを、爽やかな風とともに歩いてみてください。有名な花の名所やあいす工房も近いので、1日たっぷり遊べます。

 

周遊体験型モデルルート

 

朝来MAP

 

 

【日本遺産について】

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